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中国、米国から5Mt/年のLNGを輸入する3つの契約を締結

「中国の国有石油・ガス企業であるシノペックは、米国のLNGグループであるベンチャー・グローバル・エルエヌジーと2つの20年契約を締結し、合計で400万トン/年のLNGを輸入することになりました。1つはFOB(Free On Board)ベースで280万トン/年のLNGを供給する契約で、もう1つはDPU(Delivery at Place Unloaded)ベースで120万トン/年のLNGを販売する契約です。LNGは、ベンチャー・グローバル社が開発中の米国ルイジアナ州プラクミンズ・パリッシュに建設予定の年間2,000万トン(年間27bcm)のプラクミンズLNG輸出ターミナルから供給されますが、年間1,000万トンずつ2段階に分けて開発を進めています。このLNG輸出ターミナルプロジェクトは、2021年末までに最終投資決定が下され、2023年半ばに段階的な操業開始、2024年半ばにフル操業となる予定です。

 

また、ベンチャー・グローバル社は、シノペック社のトレーディング部門であるユニペック社との間で、2023年3月から3年間にわたり、テキサス州(米国)キャメロン・パリッシュで計画中の年産10百万トンのカルカシュー・パスLNGプロジェクトからのLNGを1百万トンずつ供給する第3次LNG供給契約を締結しました。カルカシュー・パスLNGは、現在建設中で、2022年に試運転を開始する予定です。

 

2018年、中国は日本に次ぐ世界第2位のLNG輸入国となりました。2020年のLNG輸入量は90.5bcm(12%増)に達します。オーストラリアが最大のLNG供給国(44%)で、カタール(12%)、マレーシア(9%)と続きます。

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