「インドのコングロマリットであるEssarは、Essar Energy Transition（EET）という新会社を通じて、今後5年間で英国とインドに36億米ドルを投資し、脱炭素化を推進することを発表しました。EETは、英国ではリバプールとマンチェスター（イングランド北西部）の間に位置するスタンローの拠点に24億米ドル、インドでは12億米ドルを投資する予定です。EETは、これらの投資により、イングランド北西部の産業界の総排出量の約20％に相当する3.5MtCO2の排出削減を見込んでいます。
EETは、Essarの複数の事業体、特に英国での精製・販売事業であるEssar Oil UK、英国市場向けに100万kWのブルー水素を開発中のVertex Hydrogen（目標380万kW）、インドで英国および国際市場向けに100万kWのグリーンアンモニアを開発中のEET Future Energyを含む予定であります。また、EETは、貯蔵とパイプラインのインフラを開発するStanlow Terminals Limitedと、現在1 Mtの低炭素バイオ燃料を開発するEET Biofuelsを組み入れる予定です。