「EU理事会は、加盟国に対し、2025年3月31日まで、2017年4月1日から2022年3月31日までの平均ガス消費量と比較して少なくとも15％のガス消費量削減を継続するよう促す勧告を採択した。この勧告は、2025年にエネルギー効率および再生可能エネルギーに関する指令（EU）2023/1791および（EU）2023/2413が導入されるまでの間、加盟国が適切な供給確保措置（非同期、孤立系統、相互接続容量の制限などの特定の状況を含む）を講じるための時間を確保することを目的としている。また、セクターごとのガス需要削減量のモニタリングと報告、新たな措置が採択された場合の欧州委員会への報告など、需要削減規制の下でのその他の既存の措置を維持することも推奨している。
EU理事会は2022年7月、ロシアのウクライナへの軍事侵攻によるエネルギー危機への緊急対応として、天然ガス需要の15%自主削減に関する規則を採択した。この措置は2023年に1年延長され、2024年3月31日に適用が終了する。この措置のおかげで、EUは2023年に、主に家庭用および産業用において、約65bcmのロシア産ガスを段階的に削減することに成功した
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