インドネシア政府によると、同国の石炭生産量は550 Mt(2019年の582 Mtから減少)、輸出量は435 Mtに達する見込みで、これは従来の目標である395 Mtより40 Mt多いが、2019年の輸出量(459 Mt)を下回ることにとどまる。インドネシアの石炭国内需要は2019年の133 Mtから2020年には100 Mtに減少すると予測されていることから、インドネシアはベトナム、パキスタン、バングラデシュへの石炭輸出を増加させる方針である。
インドネシアの中国、インド、フィリピンへの石炭輸出は、コロナウイルスの発生と現在進行中の制限によって打撃を受けている。インドネシア最大の石炭生産者であるBumi社は、2020年の生産量ガイダンスを94.5 Mtから85-90 Mtに引き下げた。