ニューヨーク州(米国)が実施した3次募集に、米国の洋上風力発電プロジェクト4件、合計4,500MW超の開発事業者が入札を行いました。この4つのプロジェクトは、ニューヨーク州エネルギー研究開発局(NYSERDA)からの洋上風力発電の契約を求めています。
このうち、924MWのSunrise Windプロジェクトと130MWのSouth Forkプロジェクトの2件は、デンマークのエネルギー企業であるOrstedと米国のEversourceが開発を進めているものです。それぞれ2025年、2023年の運転開始が予定されています。InvenergyとenergyReは、最大2,100MWのLeading Light Windプロジェクトを、EquinorとBPは1,360MWのBeacon Windプロジェクトを開発中です。これらのプロジェクトを合わせると、ニューヨーク州の280万世帯分の電力をまかなうことができるようになります。
ニューヨーク州は、2035年までに9,000MWの洋上風力発電を設置する目標を掲げています。また、2030年までに電力の70%を再生可能エネルギーでまかない、2040年までにネットゼロを達成することを目標としています。連邦レベルでは、米国は2030年までに30GWの洋上風力発電容量を、2035年までに15GWの浮体式洋上風力発電容量を目標としています(2021年末時点で稼働しているのは42MWのみ)。
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