ロシアの石油・ガス会社ノバテックは、2023年の炭化水素生産量を645mboe（天然ガス82.4bcm、液体炭化水素（ガスコンデンセート、原油）12.4Mt）とする速報値を発表した。これらの数字は、2022年の生産水準と比較して0.9%の微増である。具体的には、ガスの生産量は比較的安定している（0.3％増）が、液体炭化水素の生産量は大幅に増加している（3.6％増）。
LNG販売量を含むノバテックの天然ガス総販売量は、2023年に2.7％増の78.6bcmとなった。液体炭化水素の総販売量は15.9 Mtに達し、2022年を0.3％上回ったに過ぎない。
ノバテックはロシア最大の独立系天然ガス生産会社である。同グループは2017年、シベリアでヤマルLNGプロジェクトを立ち上げ、世界のLNG市場に参入した。